業務内容

農業土木業務

農業生産の基盤と農村の生活環境整備のため、生きものの環境を守りながら、農道・ため池・用水路・ほ場等の整備を行うためにB/Cを念頭に基本構想から実施設計に至る資料を作成します。

  • 農業土木1

    事業計画調査

    我が国の経済社会が成熟化し、人々の価値観・ライフスタイルが多様化している中で、農村で農業が営まれることにより発揮される水源の涵養や国土保全への貢献等の多面的機能が重要となっていること、農業所得の大幅な減少、担い手不足の深刻化といった厳しい状況に直面していること等、解決すべき課題が山積みしています。このため、農業と農村の活性化を図るため、事業実施を必要とする状況及び事業化への要望に即して、現地調査と踏査等により必要性の判定、事業計画の基本方針策定及び計画樹立を図り、事業実施に向けての資料作成を行います。

  • 農業土木2

    ほ場整備

    ほ場整備により、農業構造の改善を行うことを目的とした事業の計画を行っています。ほ場整備を実施することにより、農業生産性の向上や農業構造の改善がなされ食料供給力の確保に重要な役割を果たすとともに、消費者価格の低下により国民経済に貢献しています。農業外の役割として、土地利用の秩序化の機能を果たすとともに、水田整備による国土の保全・防災を通じ健全な水循環を形成しています。また、担い手の経営規模は事業の実施前後で2.2倍に増加し、これに伴い稲作労働時間が約6割短縮します。土地の権利関係を含めて農地を面的、総合的に整備するため、農地の集団化や非農用地を含む土地利用の秩序化など、計画的な地域開発を進めることが可能となります。

  • 農業土木3

    畑地かんがい

    畑地かんがいにより、畑作物に必要な用水の補給及び栽培管理の合理化に必要な用水の供給を行うことにより、計画地域の土地生産性及び労働性の向上に資することを目的とした事業の計画を行っています。畑地かんがいを実施することにより、畑作物の収量の増大及び品質の向上が図れるとともに、栽培環境の改善、気象災害の防止、管理作業の省力化等が可能となります。

  • 農業土木4

    ため池

    既存のため池の調査を行い、健全度の評価及び緊急性の判定及び事業の計画を行っています。老朽化が進んでいるため池の改修整備を実施することにより、施設の機能回復、構造的安全性の確保、地域防災及び環境保全機能の維持が図れます。

  • 農業土木5

    頭首工

    頭首工の機能診断調査を行い、健全度の評価及び機能保全計画の策定を行っています。頭首工の改修整備を実施することにより、安定した取水量や取水位を確保することができ、機能維持が図れます。

  • 農業土木6

    農業水利施設

    既存農業水利施設の機能診断調査を行い、健全度の評価及び機能保全計画の策定を行っています。基幹的な農業水利施設の相当数は、戦後に集中的に整備されてきたことから、順次、老朽化が進行し、更新が必要な時期を迎える施設が増加してきています。施設の機能診断及び機能保全を適切に実施することにより、既存施設の有効利用や長寿命化を図ることが可能となります。

主な施工実績

  • 新設のファームポンド(左:施工前 右:施工後)

  • ため池(老朽化したため池の改修)

  • ため池排水路(左:施工前 右:施工後)

  • ため池余水吐(左:施工前 右:施工後)

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